身体介護のできないヘルパー!?訪問介護での身体介護

訪問介護における身体介護

身体介護とヘルパー

介護というと食事や排泄、日常動作や移動などの介助を行う身体介護を連想されることでしょう。

 

確かに、常に介助が必要な介護度の高い方が入所している施設などでは業務のほとんどが身体介護です。

 

ですが、比較的介護度の低い方向けのサービスである訪問介護では仕事の内容に違いがあります。

 

要介護4・5などの高齢者が多い施設と比べ、訪問介護では要介護4や5の利用者はほとんどいません。

 

要介護度が高くなれば施設に入所される方が多いので、自宅で暮らしている利用者は身体介護を必要とする方が少ないのです。

 

もちろん中には自宅で寝たきりの方もいますので、施設同様の身体介護をすることもあります。

 

しかしそういったケースは少ないので、訪問介護での身体介護は施設で行うものとは少し違います。

 

訪問介護で多い身体介護

 

実際に訪問介護で行う身体介護とは以下のようなものが多くなっています。

 

これは各事業所によって多少の違いはあると思いますが、私の経験上です。

 

1・外出介助

 

室内や外出先での移動や行動が安全にできるよう見守ったり介助します。

 

病院への通院や買い物などへ徒歩や車椅子で同行、介助します。

 

2・服薬介助

 

正しく薬が服用できるように介助、見守りをします。

 

3・入浴介助

 

安全に入浴が行えるように介助・見守りをします。

 

訪問介護の場合は自力でできる利用者が多いので、見守り程度がほとんどです。

 

身体介護のできないヘルパー!?

 

これは「ヘルパーなのにまさか!」と思われるかも知れませんが

 

訪問介護では掃除や買い物といった生活援助というサービスがほとんどです。

 

そのため身体介護を経験したことがないヘルパーも珍しくはありません。

 

例えば介護福祉士であっても訪問介護ばかりの経験者だと身体介護が苦手です。

 

実際に私も介護福祉士の試験を受ける前の講座でそういった人を何人も見ました。

 

実技の講習のとき、クラスに明らかに慣れてない人が数人いました。

 

聞いてみたところ仕事が訪問介護なので、生活援助しかしたことがないとのことでした。

 

それは気の毒なほど腰が引けて実技を覚えるのに苦労していました。

 

身体介護だけでも務まらない

 

身体介護もできないヘルパーなんて!と思われるかも知れませんが必ずしもダメであるとは言えません。

 

何故なら1対1でサービスを行う訪問介護の場合、利用者の生活全般や精神面での繋がりも強くなります。

 

また、自宅なので利用者の家族とも関わることが多くなります。

 

利用者や家族に的確なサポートや心の支えになることも大切なスキルです。

 

反対に施設のような十分な設備がない場所で身体介護をするのは苦労もあります。

 

狭い、段差が大きいなど大変な場所で介助するには工夫も必要です。

 

施設、訪問ともどちらも違う大変さがあります。

 

ただ、身体介護のスキルを磨きたいのであれば、1度は施設で働いてみることをお薦めします。

 

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ライター:第24回介護福祉士合格 管理人ゆう