高齢者にも恋愛感情や性的欲求はある

高齢者の性愛に関することは誤解や偏見が多い

高齢者というイメージでは、恋愛感情や性欲といったものとは無縁に思えます。

 

実際この分野はちょっとしたタブーでもあり、あまり大っぴらに語られることもありません。

 

しかし、介護の仕事を通じて高齢者と関わるようになってからは大きく考え方が変わりました。

 

高齢者には恋愛感情や性欲もあり、それを念頭において接する必要があるということです。

 

それは男性・女性に関係はありませんが、やはり主に男性の方が強い傾向にあります。

 

男性の場合は女性と接することで刺激され、青春時代のような気持ちになりやすいようです。

 

男性利用者の恋愛感情と性的欲求の実例

高齢者の恋愛感情

 

私の事業所でも男性利用者のさまざまな問題がありました。

 

私自身が経験したことも含めて実例をご紹介します。

 

1・わいせつ・セクハラ行為

 

もっとも悩ましいのが男性としての性欲に関することです。

 

何気にボディタッチをする・見つめるなどはまだしも、押し倒された、ベッドに引きずり込まれそうになった、というケースもあります。

 

また、お風呂介助のときに自慰行為をされる利用者さんもいました。

 

高齢者とは言え男性ですので力が強く、時に怖い思いをすることもあります。

 

ですが、こちらが力任せに抵抗したり振り払ったりするとそこは高齢者、ケガをさせてしまうこともあり難しい対応を迫られます。

 

2・交際や結婚を申し込まれる

 

男性利用者が自宅に訪問してくるヘルパーを配偶者のように錯覚してしまうことがあります。

 

炊事や掃除などの家事をこなし、時に優しい言葉をかけるヘルパーが仕事で来ていることを失念してしまうのです。

 

その思いは適齢期の若い男性と何ら変わることがなく、ご自分の年齢など問題ではないようです。

 

また、若い女性に限ったことではなく、年配のヘルパーさんでも十分対象となります。

 

3・ストーキング行為

 

私たちヘルパーは、基本的に利用者さんには自分の個人情報は教えないのが鉄則です。

 

特に携帯番号などが知れてしまうと、時間に関係なく電話がかかってきたりします。

 

しかし、教えていないのにも関わらず電話番号が知れてしまったケースもあります。

 

それは、ヘルパーが自分のバッグから離れた隙に携帯を盗み見られて、番号を調べられたのが原因でした。

 

そこで電話をかけられないようにしたら、今度は事業所の前で待ち伏せするようになり困ったという経緯があります。

 

また、違う利用者さんでは、事業所にお気に入りのヘルパー宛の手紙やプレゼントを送ってくる人もいました。

 

4・クレーム

 

意中のヘルパーが来ないと追い返す・暴言を吐く、事業所にクレームを入れるなども困ったものです。

 

しかし、お気に入りのヘルパーばかりが訪問すると、どんどん執着が深まってしまいます。

 

ストーキングや暴力行為にも繋がる危険な利用者さんのケースです。

 

男性だということを決して忘れない

 

すべての男性利用者が恋愛感情や性欲をあらわにするわけではありません。

 

むしろ年長者として、父親のごとく慈しみの気持ちを持ってくださる方がほとんどです。

 

しかし、実際に上記のようなケースも珍しくありません。

 

そのため、高齢者とは言え男性であることを決して忘れないように接する必要があります。

 

体の線や胸元が見えないようにするのはもちろん、思わせぶりな態度や恋愛を連想させる話題は避けなければなりません。

 

女性利用者の恋愛感情と性的欲求の実例

高齢者の恋愛感情

 

男性だけではなく、女性利用者にも男性ヘルパーに対する問題はあります。

 

しかし、女性ヘルパーと違い男性ヘルパーはあまり口にしないこともあり、表面化しにくいこともあります。

 

1・逆わいせつ・セクハラ行為

 

自分で出来ることを男性ヘルパーにしてもらい、甘えん坊さんになってしまうケースがあります。

 

歩けるのにわざとしがみついて介助してもらったりするので、自立支援からは遠ざかってしまいます。

 

また、ヘルパーの体を触ったり触らせたり、中には自分の局部を見せつけて困らせるなどという逆セクハラもありました。

 

2・ストーキング行為

 

これは男性利用者と同じケースですが、結婚したいとかではなく「追っかけ」のような心理と思われます。

 

しかし、しょっちゅう電話をかけたり待ち伏せしたりと、度を越してしまうこともあります。

 

女性は周りの目を気にする傾向がある

 

女性の場合は周囲の人の目線などを気にするため、あまりあからさまになることはありません。

 

しかし、その分表面化しないところで深刻な事態になりやすいので注意が必要です。

 

 

 

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ライター:第24回介護福祉士合格 管理人ゆう

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