実は薄味じゃない!?高齢者の味付けの好みとは?

調理の仕事は1番の難関

私たち訪問ヘルパーの仕事の中に「調理」というものがあります。

 

その名の通り利用者さんにお食事を作るのですが、実はこれが最もやっかいかも知れません。

 

食材や調理法の好み、味付けや歯ごたえなどの感じ方は人によって大きな違いがあります。

 

そのためいわゆる「口に合わない」という食事は、即クレームになる場合もあります。

 

どんなにお料理上手なヘルパーさんでも、すべての利用者さんに気に入られるとは限らないのです。

 

そういった難しさから、調理の仕事は受けないというヘルパーさんも時々います。

 

もともとお料理が得意ではない私もいまだに調理が1番の苦手です。

 

慣れないよそ様のキッチンで調理をするのは、本当に神経を使います。

 

実は薄味はNGだった!?

 

高齢者の味の好み

一般的に高齢者の食事というと「薄味」だというイメージだと思います。

 

私も健康のために塩分を控えたりして、薄味に仕上げるのがセオリーだと思っていました。

 

ところがある1人の利用者さんのクレームから気がついたことがあります。

 

それは私が調理したお味噌汁が「薄くて味がないから食べられない!」というものでした。

 

私自身の味付けの好みは「標準」だと思っていただけにショックなクレームでした。

 

そこでその利用者さんが極端な濃い味好きでもないのに「味がない」という表現をされた理由を考えてみました。

 

実は、高齢者になると身体の五感が鈍化するので味覚も例外ではありません。

 

そのため以前より味が薄いと感じて、少し薄味だと「味がない!」と思われてしまこともあるようです。

 

高齢者=薄味と思い込んでいたための失敗ですが、実際に少し濃い目の味付けの方が喜ばれます。

 

高齢者は決して薄味好みではないということを理解できたので、以後気をつけています。

 

高齢者=和食も思い込み

 

私は介護の仕事に携わるようになってから、高齢者をイメージだけで考えていたことが多いと気が付きました。

 

前述の味付けのこともそうですが、実は食事の好みも意外なことがたくさんあります。

 

一般的に高齢者といえば和食、お肉よりは魚を好む、と思いがちですが、実はそうでもありません。

 

お元気な方ほどお肉をたくさん召し上がるし、揚げ物だって問題ありません。

 

いわゆる昔ながらの洋食もとても喜ばれますし、中華もお好きな方が多いです。

 

持病などで食事に特別な制限がなければ、薄味の和食ばかりにこだわらなくても良いのです。

 

また、独居の高齢者は同じ物ばかりを食べる傾向があります。

 

例えば朝はアンパンばかり食べる方がいましたが、他のメニューを提案しても頑なに受け付けてもらえませんでした。

 

栄養的に良くないのですが、好きな物を食べられない本人のストレスを考えると難しいところです。

 

楽しみが少なくなりがちな高齢者にとって、食事は貴重な楽しみの一つです。

 

いかに喜んでもらえるかが介護者にとって大切なポイントの1つと言えるでしょう。

 

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ライター:第24回介護福祉士合格 管理人ゆう

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